白銀の、鋭利な月明かり エピローグ・5「願いの行く先」



ドロシー: では 12:22
ドロシー: おまたせしました合流します 12:23
ドロシー: カツ、コツ 12:23
ドロシー: カツ、コツ 12:23
ドロシー: きっと足音が聞こえる 12:23

ファイナ: 「ドロシー達にも一声かけて……あら」 12:23
ファイナ: 足音の方向を見る 12:23

ロゼ: 「うん……あ」 12:23
ロゼ: 足音の方を見よう 12:24

ラティア: てくてく 12:24

ドロシー: エキストラ護衛な吸血鬼たちに守られまして 12:24

ファイナ: ほうほう 12:25
ロゼ: ほうほう 12:25

ドロシー: ドロシーがてくてく 12:25
ドロシー: クロイツ君やイーヴィアとの戦闘で破れたドレスから、別のドレスへと着替え、 12:25
ドロシー: 同様に綺麗な服に着替えたアビス君をそっと抱いて歩いてくる 12:25

ファイナ: 見えてもいいかな? 12:25
ファイナ: ほうほう 12:25

ロゼ: ほうほう 12:25

ドロシー: アビス君は目を閉じたまま動かない、微笑んでもいるようにみえる 12:26

ロゼ: 「…ドロ…シー……?」 12:26

ドロシー: ドロシーは、髪をおろし、少し、その髪がみだれている、やや憔悴しているようにみえてもいい 12:27
ドロシー: 二人を認めると、力なく微笑む 「…ファイナちゃんに、ロゼ君…?もう、動いて大丈夫?」 12:29

ロゼ: 「……えっと…」魔術師ですらない今のロゼは、『医者』のファイナさんの方を見ます 12:29

ファイナ: 「見ての通り、歩く分には……そっちは、どう?」 

ドロシー: 「……」 12:31
ドロシー: 唇をかみ、それから、ほほえむ。少し、目が赤い 12:31
ドロシー: 首を横にふる 12:31
ドロシー: 「私は、」 12:31
ドロシー: 「助けられなかった」 12:31

ロゼ: 「…え」 12:32

ファイナ: 「……そう」 12:32

ドロシー: 目を伏せて、アビス君の穏やかな顔をみつめます 12:32
ドロシー: 「……」 少しの沈黙のあと 12:33
ドロシー: 顔をあげます 12:33

ドロシー: 「ロゼ君」 12:33
ドロシー: 「お願いがあるの」 12:33

ロゼ: 「……え、えっと…それって……?」(助けられなかった、の言葉の意味が分からない 12:33
ロゼ: 「…あ」 12:34
ロゼ: (「如何いう意味」と聞こうとして、先にお願いされて止まる 12:34
ロゼ: 「…な、なに……?」 12:34

ドロシー: 「これからの道のりは、長く、厳しいわ。」 12:34
ドロシー: 「きっと連れて行けない」 12:34

ドロシー: 「せめて、あなたの炎で。」 12:34
ドロシー: 「この人が作り上げたこの夜の郷で眠らせてあげてもらえないかしら」 12:35

ロゼ: 「……」 12:35
ロゼ: 「……え」 12:35
ロゼ: (アビスをみる 12:35
ロゼ: (ドロシーさんをみる 12:35
ロゼ: (再びアビスをみる 12:35

ロゼ: 「…な…んで……」 12:36
ロゼ: 「…しんだ………の?」 12:37

ロゼ: (信じられない、理解出来ない、何故?、如何して? 12:37
ロゼ: (そういう感情が、うつろだった瞳に映ります 12:37

ファイナ: ちらとロゼ君を見るが、口は開かない 12:37

ラティア: 特に何を言うわけでもなく、エキストラな護衛に紛れてる 12:37

ドロシー: 死が理解できていないらしいロゼ君をみつめ 12:37

ドロシー:
「…そう、ね」 12:37

ドロシー: 「私が殺したようなものね」自重げに 12:38

ドロシー: 「私が、クロイツ君のもくろみにきづいていれば」 12:38
ドロシー: 「いいえ、その前に、メイター君の前で腕をちぎるアビス君をとめていれば」 12:38
ドロシー: 「こんなことにはならなかった」 12:39

ロゼ: 「……」 12:42

ドロシー: そっと顔をあげ、微笑む 12:42
ドロシー: 「ごめんなさい、ロゼ君。本調子じゃないあなたに、酷なことを頼んだわね」 12:42

ロゼ: 「…う、ううん……」 12:43

ドロシー: 「…セシリアちゃんから、聞いたかしら。夜明けには神殿の軍がここにくるそうよ」 12:44

ファイナ: 「そうなの……」 12:44

ドロシー: 「夜のうちにここをでましょう」

ファイナ: 「ありがとう、わかったわ」 12:45
ファイナ: 「今から表の赤いのを見に行くところなのだけど、馬も用意してそのまま出た方がいいかしら」 12:45 

ロゼ: 「…どろ、しー」 12:46

ドロシー: 「ええ。そのほうがいいわ」>ファイナちゃん 12:46

ロゼ: 「……そこに…」 12:46
ロゼ: と、置ける場所を指差します 12:46

ドロシー: 「……ロゼ君…」 12:46
ドロシー: 「無理は、しなくていいのよ」 微笑んで 12:46

ロゼ: 「…僕は、雇われてた…から」 12:47
ロゼ: 「…これも…、仕事…だと、思う……」 12:47
ロゼ: 「……大丈夫」 12:48

ドロシー: 「……そう」 気遣わしげに憔悴しているロゼ君をみ 
ドロシー: 床に置くのもしのびない、というかここどこだ、中庭とかでいいですか! 12:49

ファイナ: 置いて美しいところがあるところでいいんじゃないかなっ

(GM_) 中庭とかでいいんじゃないかな、 12:49

ロゼ: 良いと思う 12:49

ドロシー: じゃあ、すぐそばが中庭だった。石造りのベンチの上に、そっと布を敷き、横たえよう 12:50

ロゼ: では、 12:50
ロゼ: ファイナさんに自分の儀式剣を受け取って 12:51

ファイナ: 魔力ガード切ってみよう。ロゼ君を支える手に少し力がこもる 12:51
ファイナ: んと、渡せばいいんだろか 12:52

ロゼ: 渡して貰えればー 12:52
ロゼ: 「……」(すぅ、はぁ…と 12:52

ファイナ: では支えていないほうで握らせて、そのまま手を重ねる 12:53

ロゼ: (深呼吸して
ロゼ: 「……我が名において、命ずる…」 12:54
ロゼ: (詠唱と同時に魔力が加速、頬に一筋、切り裂かれたような傷が発生 12:54

ラティア: 静かに見守る 12:56

ロゼ: 「…炎よ、…この者をその身に呑み込み……」 12:57
ロゼ: (頬や手の甲に発生した傷から、血がつー…っと流れ出す 12:58
ロゼ: 「…この世の、器を…灰と成し…、その御魂を…忘却界へと…誘え……」
ロゼ: (今まで聞いた事の無い様なアレンジの詠唱を紡ぎ、そして 12:59

ロゼ: 「…『爆炎の、埋葬』……っ」 13:00
ロゼ: (詠唱を完成させると、アビスくんの身体が豪っと炎に包まれ、ものの数秒で全てを焼き尽くします 13:01

ドロシー: 反射的にかけよろうとして、ぐっとこらえるように 13:01
ドロシー: 燃え上がっていくアビス君をみつめている 13:02

ラティア: 笠の鍔を持ち、俯き加減にみている 13:02

ファイナ: 視線はアビスに向けたまま、ぎゅっとロゼ君の身体を支えている 13:03

ロゼ: 身体の激痛に耐えながら、アビスの身体が完全に燃え尽きるまで炎を灯し続けます 13:04

ドロシー: 「…」 13:05
ドロシー: 燃え尽きるまで、時間にして数秒でも、ひどく長い時間がたったかのように 13:06
ドロシー: 火が、消えたら、そっとアビス君がよこたわっていた、ベンチに近づくよ

ロゼ: では、そこには一山の灰が残ってます 13:08

ドロシー: そっと、手をのばし、 13:08
ドロシー: その指先がふれるかふれないかのところで、灰がくずれ、手をひっこめる 13:08

ドロシー: 「……アビス君…」 13:09

ドロシー: しばらくじっと見つめていますが、思い切るように、首をあげ 13:10
ドロシー: 「ありがとう、ロゼ君」 灰の山の前にひざまづき、たちいちてきにロゼ君たちには背をむけたままいうよ 13:11

ロゼ: 「……う、うん…」 13:11

ファイナ: 「……」腕にこめていた力を緩めて、ロゼ君が放したら儀式剣が受け取れる場所に手を広げよう 13:11

ロゼ: 「…結局、僕は…依頼すら…満足にこなせなかった…」 13:12
ロゼ: 儀式剣の握ってた部分は血に濡れてますねはい 13:13

ファイナ: 握り部分を拭いてから、鞘に収めよう 13:15
ファイナ: 「……私も同じよ……座って。傷、診たいから」 13:15

ロゼ: 「うん…」 13:15

ファイナ: あびすんの横たわっているのとは別のベンチに連行してもいいかな 13:16

ドロシー: その独白には、黙したまま 13:17

ロゼ: 連行どうぞ― 13:17

ファイナ: では連行して、てきぱきと傷の手当てを行おう 13:18
ファイナ: 「……ねえドロシー」手当てしつつ、ロゼ君に向いたまま 

ドロシー: 声届くのかな 13:18

ファイナ: 届くとおもうけども 13:18
ファイナ: すぐ近くのほかのベンチなので 13:19

ドロシー: ふむふむ 13:19
ドロシー: 静かにアビス君を見つめたまま 13:20
ドロシー: 答えずにいようかな 13:21
ドロシー: 呼びかけ自体には、 13:21

ドロシー: そして、 13:21
ドロシー: 「ロゼ君の手当てが終わったら、いきましょう。」 13:21
ドロシー: 「私たちには、やることがのこっているわ」 13:21

ファイナ: 「……ええ」 13:21

ロゼ: 「………」 13:22

ファイナ: 「はい、終わり」ロゼ君の手に薬を塗って包帯を巻きつける 13:23
ファイナ: ロゼ君に肩を貸して、立ち上がらせてもいいかしら 13:23

ロゼ: いいですよー 13:23
ロゼ: なされるがまま 13:24

ファイナ: では立ち上がらせて 13:24
ファイナ: 「厩はあっちだったわね」とか言っててくてくしよう 13:24

ロゼ: てくてくされよう 13:25

ドロシー: ゆっくりと立ち上がり、じっとアビス君の灰をみつめてから 13:25
ドロシー: 踵をかえそう 13:26

ドロシー: 中庭に吹く風が、きっとアビス君の灰をちらすことだろう 13:26
ドロシー: ラティアちゃんに微笑みかけ 13:26
ドロシー: ゆっくりと、歩いていこう 13:27

ラティア: 歩調合わせて歩みゆく 13:28





クロイツ: 〜〜〜場面転換〜〜 13:28



ドロシー: あかまをつるしにいくぞー 13:28
ラティア: いたずらしにいくぞー 13:28
ファイナ: いくぞー 13:29
ロゼ: いくぞー 13:30